子どものスマホ

子どものスマホ事情について！

子どもにスマホを持たせるのは早いのか？

　子どもにスマホを持たせ、言われるがままにアプリをダウンロードし、好きなようにスマホを使わせた結果、スマホに依存してしまった。
　全ては親である自分の責任だと痛感した。
　決められたルールのもと、「連絡手段」だけの目的で使用していれば、依存せずに済んでいた。
　「友達が持っているから」、「友達があのアプリを使っているから」、友達が使っているならと甘い考えで許可する親が悪いとは思わないがスマホに関しては失敗したと感じる。
　やはりスマホを持たせること自体が早かったのか？

キッズ携帯デビュー

　我が家は、「父」、「娘」、「息子」の3人で暮らしている。
　いわゆる父子家庭。
　平日の日中は、子どもたちは小学校へ行き、父は仕事へ行っている。
　３人で暮らし始めて８年が経つ。
　当時は保育園へ通っていたため、連絡を取る手段は必要なかったが、小学校へ入学し、
いつの間にか学童保育へ行かなくなり、直接帰宅するようになってからは何かと連絡を取りたい場面が増えたため、キッズ携帯を契約した。
　契約当初はノリノリで通話やメールをしていた娘であったがキッズ携帯のサイズが小さいため、メールが打ちにくいことに嫌気がさし、通話専用となった。通話専用となっても、固定電話を置きたくない父からすれば満足であった。

スマホを持たせたきっかけ

　キッズ携帯も寿命がそう長くはなく、契約からちょうど２年頃に故障で電源が入らなくなった。修理を依頼しようと携帯ショップへ行った。
　症状を説明し、修理を依頼しようとした時、店員からの提案があった。
　「修理に出すのもいいですが今日から３日間限定で本体価格”１円”でアンドロイドスマホをご契約いただけます！」
　全く想定していなかった。
　本体価格”１円”で、さらに月々の支払いも大差がないとなると、圧倒的に操作性の良いスマホ一択だと思った。
　その時は子どもの喜ぶ顔ばかりを思い浮かべ、早い遅いなんてことは考えていなかった。
　契約時にフィルタリング設定も行い、悪影響はないように万全を期したつもりになっていた。

少しなら大丈夫…

　契約からしばらく、操作性にも満足の様子で”１円”スマホを使う娘。
　そんなある日、我が家で友達と遊ぶ娘が友達と同じアプリをダウンロードしたいと懇願してきた。
　あまり深く考えず、友達もダウンロードしているなら、少しなら大丈夫とダウンロードした。
　それから何度か同じような状況が続き、ダウンロードすることに抵抗が薄れ、事あるごとにダウンロードし続け、娘がスマホを使う時間もダウンロード数と比例して伸びていった。スマホを使う時間ばかりが増え、会話も上の空、お手伝いの時間も減り、いつの間にかスマホに依存していた。

スマホを持たせる必要性。

　最終的に何もしない娘に父は怒り、スマホを没収。
　話し合いの末、当面の間、アプリを全て削除。
　この先、日頃の行い次第ではアプリのダウンロードを許可する可能性もあることとした。
　連絡手段として、通話とLINEができる状態に設定を変更した。
　それから数ヶ月、スマホを使う時間も大幅に減り、親子の会話も増えた。
　スマホを使いたい気持ちは今もまだ強くあると思う。
　しかし、スマホを持たせる必要性については賛否両論ある中で、自分としては使い方次第ではあるが小学生のうちはまだ早かったかなと痛感している。